虫歯のばい菌は、口腔内に常在する球菌(ミュータス菌)などです。
そして口の中に砂糖が入ってくると、この菌が砂糖をデキストランに換えます。
こうしてできたデキストランは、ネバネバして細菌と共にどんどん歯面に付着します。
これがプラーク(歯垢)です。
プラークの下の歯面では酸による脱灰が起こり、虫歯が始まります。
成人のほとんどが歯周病!?
人が歯を失う最大の原因は虫歯と歯周病です。虫歯も歯周病も口の中にすむ細菌によって引き起こされる病気です。ところが、痛くなったり見た目でわかる虫歯については多くの方が気をつけていらっしゃいますが、歯周病のこわさについてはあまりご存じない方がほとんどです。
「歯周病は中年からの病気でしょ」「私は虫歯もないし、歯周病なんか関係ない」そんなふうに思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、歯周病は若い世代にも確実に増えておりますし、初期の自覚症状がほとんどないため、歯周病にかかっていても気づかれない方が多いのです。
調査によれば、日本人の35~44歳の85%、45~54歳の88%が歯周病にかかっているという結果が出ており、歯周病の初期である歯肉炎にはなんと15~24歳でも約半数の人がかかっているのです。
小児歯科では、こどもの成長を考慮しながら、口腔や身体の発育の障害となる虫歯や歯並びを治療します。
乳歯が健全で正しく治療されているかは、後の永久歯の歯列だけでなく、大事な成長期の身体の発育にまで大きく影響してきます。乳歯は痛みだしたり腫れたりすると、治療しても経過が悪いのが現実です。
乳歯はどうせ生えかわるものというのは間違いで、こどもの正常な成長発育には欠かせないものです。
小児歯科においては、治療と同時に予防もさらに大切です。
矯正治療は、単に見た目を良くするだけの治療ではありません。歯磨きがし辛く、虫歯や歯周病になりやすかった歯を健康にし、コンプレックスを解消させることにより精神的な明るさを取り戻します。
歯並びや噛み合わせが気になる方、これから矯正治療を始めたいと思っている方は、お気軽にご相談下さい。